事前に知っておきたい基礎知識

住まいは、厳しい条件のもとでご家族の生活を守り続けています。

その中でも、外壁は屋根とあわせて、“住空間を保護する”という役割があります。 具体的には、「風や雨を防ぐ」、「地震などの揺れから守る」、「外部からの火の浸入を防ぐ」、「暑さ・寒さを防ぐ」、などがあげられます。
また、その家の顔とも言える部分ですので美しく見せる為の色やデザインなども重要です。

しかし、日々厳しい自然環境にさらされている外壁は、汚れや色あせ、はがれなどの劣化がおきやすい場所でもあります。

放っておくと、本来の役割を果たせなくなり安心・安全な生活ができなくなる可能性があります。
つまり、建材自体の経年劣化は否めないにしても、様々な原因で老朽化するお住まいを少しでも長持ちさせるために、定期的なメンテナンスやリフォームが必要です。

【参考】
住宅産業協議会が『長く快適なお住まいを実現するため』に、住まいと設備のメンテナンススケジュールガイドを公開しています。
これによると、10年単位で表面の塗装を繰り返し、30年経ったら張り替えすることが、“防水”のための望ましいお手入れとなっているようです。

外壁は自然環境にさらされている為、劣化するとお伝えしました。
ではなぜ劣化するのでしょう・・・？外壁に使用される素材はさまざまありますが、一般的な素材は「モルタル」と言われる砂・セメント を水で混ぜたものや、「サイディング」と言われるボード状になったものの2種類があります。

これらは、あくまでも外壁の下地であり、塗装による塗膜で保護されているものなのです。年月とともに、塗膜がはがれたりひび割れたり する事によって外壁に劣化が起こるのです。
保護している塗膜がなくなることで、下地部分にも影響が出てきてしまい、家自体の劣化につながっていくのです。

外壁塗装は、家をきれいにみせる為に行うものでもあります。
ただそれ以上に、長く住んできた大切な家自体を「長持ちさせる」為にも、外壁塗装は必要なのです。